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2007-10-07
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モンターク、僕だった。その日の午後は君になった。火曜日と水曜日はおれで、木曜日の朝はワタクシで、夕方からは私だった。金曜日はお前と呼ばれ、そしてサタデー。一日中アナタだった。

日曜日は何も無かった。僕もおれもワタクシも私もお前もアナタも、僕をおれをワタクシを私をお前をアナタを表す言葉じゃなくなっていた。

ああ、名前がほしい。喉から手が出るほど。音さえあればどんな名前だっていいのに。この声帯を震わせるものなら、この鼓膜をゆさぶるものなら、どんなものだっていいのに。名前がほしい。名前がほしい。

想像と夢をはきちがえていやしないか。