瓦解した川、森、砂漠

2009-04-18
story

瓦解した川、森、砂漠

手折らないで

手折らないで

もうじきに咲いてしまうから

サラサラと流れる水は輝き、風は姿も見せないまま存在を主張している。
そうして花びらが少しずつ散っていく。
紙吹雪のような幼稚さで。

いずれ別れを告げる。それが分かっていながらも嘘を吐く。
添い遂げるような素振りを見せたまま、その足は後退していく。
心の奥底には何もない。嘘吐きのフェスティバル。道化師がチラホラ。

手折らないで、 手折らないで、

せめて枯れてしまうまで

君の

真っ白な手が

枝を掴み、

もうじき

もうすぐ

願いが明日を越えない

昨日に留まり、劣化、そして再び芽吹き出す